現在、施工中の現場で、
2年ぶりに風邪?胃腸炎っぽいのにかかり、
昨日、現場をお休みさせて頂きました。
〇様 ご迷惑おかけしてすみません。m(__)m
で、前回の続きで【折板屋根塗装】の下塗り兼中塗り作業です。下塗り(エポマリンGX)を塗装し始めた頃から
朝方だけ雨とか夜中だけ雨とか、とにかく雨が多く
屋根を塗るのが仕事なのか?水滴を拭くのが仕事なのか
わからなくなりそうでした。(笑)
ペンキ屋あるあるですかね~(^^)下塗りをローラーで塗装した時、
夜中に雨が降ったらしく見事にブラッシング。orz
下塗りの色がグレーなので、わかりずらいですが、
ムラムラになっている部分がブラッシングしたところです。
ブラッシング=白化現象・かぶるとも言います。関西ペイントの〇さんに
「エポマリンGXってブラッシングしやすいですか?」と伺うと
いや、そんなことはないと思いますよぉ~
エポキシなので、もしブラッシングしたら
サッとで良いですが、目荒らししてくださ~~い
って言うのは簡単ですけどね~~(笑)と、軽く言われましたが
ホント、言うのは簡単です(笑)
で、目の細かいケンマロンでサッと目荒らし。
目荒らし後は、塗膜に浅く傷が付き付着性が向上します。(^^)今までエポキシ樹脂塗料を塗装して広範囲を
目荒らしすることは無いので分かりませんでしたが
意外とエポキシのケレンカスって(塗膜が削れたカス)
比重が軽くめちゃくちゃ飛散することがわかりました。
おそらくポリエステル(トタンなど)より軽い!
強溶剤だから?ってことはないと思うんですけど。それと、どの塗料にも塗装間隔というのがあり
(例えば8時間以上7日以内など)
エポマリンGXは23℃で10日・30℃で7日と決まっていて
30℃で計算すると、1日オーバーとなります。
ただ、ここ数日、雨で30℃の日は少なく8日にしても良いと思うんですが
念のため、目荒らしを行いました。
1日オーバーの部分は
丸くなっている部分の下というか奥です。
ローラーが入らなかった部分(刷毛塗りの分)。下塗りはKFケミカルのセミフロンルーフバインダーSi。
下塗り兼中塗りなので、上塗りと同じ色です。
これも、2液形の塗料で指定された比率があり毎回、計算するのが面倒なので7対3の配合表を作成。
おそらく、10回いや20回以上は混合するので
忙しい時に、イチイチ電卓叩くの面倒ですし
計算間違いするのも嫌ですしね。(^^)
俺はそろばん準2級(なんとも中途半端な・・・)なので
そろばんで計算しても良いんですけどね(笑)混合はインパクトにペイントミキサーを装着し2~3分前後撹拌。
セミフロンバインダーsiは、3分艶有りで
隠蔽性の良い塗料と比較すると若干、透けやすいです。
上塗りは今回「無機塗料」で、これが隠蔽性良ければ
まだ良いんですが、これも若干透けやすい。(^_^;)下塗りのインターバルの関係上細かい部分を最初に塗装。
屋根用の塗料なので、外壁用と比較するとダレやすい傾向です。谷の部分は、俺のお気に入りの刷毛
水星(みずぼし)/村切。
普通って言ったらあれですけど、
山羊毛(白毛/ヤンオ)と比較すると
2液形でも毛が固まりづらく、
洗浄もしやすいと感じます。
塗来・伝翔なんかも固まりづらいんですが
若干、刷毛目が筋張るような気もします。セミフロンルーフバインダーSi
下塗り兼中塗り塗装中。下塗り兼中塗り塗装後
それにしても、9月のスーパーロングレインって
なんだったんだろうなぁ~~(>_<)
もう二度と味わいたくないな(苦笑)
宮城県仙台市太白区【折板屋根塗装】下塗り


ケレン後、下塗りをタッチアップ/増し塗りした後
屋根全面に下塗り塗料を塗装しました。
(画像はタッチアップ/増し塗り後)


使用できる下塗り塗料は限られてきます。
仮に塩ビ被覆鋼板に一般的に使用されている
弱溶剤1液形/2液形エポキシ樹脂塗料(錆び止め塗料)などを
塗装してしまうと、塗装後にブリード現象(汚れが付着してしまう現象)が
発生してしまう場合があります。
と言っても、年数が経過していればOKの塗料メーカーもありますが
ただ、当店的にはちょっと冒険になるよなぁ~~と、感じるので
今回は塩ビ被覆鋼板&亜鉛めっき鋼板にも塗装できる
関西ペイントの強溶剤2液形エポキシ樹脂塗料
エポマリンGXを使用させて頂きました。
意外かもしれませんが、塗料の選択って難しく
6月ぐらいから、弱溶剤の下塗り塗料(塩ビOKの塗料)を
本格的に調べ、同業者の方や塗料メーカーの方にお話を伺い
2ヶ月間迷いました。そのおかげで、いままで知らなかったことが
分かり勉強になりました。m(__)m
ちなみに弱溶剤でも塩ビ被覆鋼板に
塗装できるスズカファインのリフノンがあります。


ブロワーでゴミ・ホコリを除去します。


0.2㎜の薄いアルミ板を




強溶剤だと表面乾燥が早く(施工時期は8月ですし)
綺麗に塗装できないため、谷はローラーで塗装し
ローラーで塗装できない部分は刷毛で塗装することにしました。


なんか夏!って感じの空ですねぇ~(^^)


カタログには30℃で6時間と記載されていますが、
屋根周辺は地面より温度が高いため、
もったいないですけど、4時間程度で廃棄。




ヘル男(ヘルニア持ち)の俺は勾配の無い屋根塗装は
やばいかなぁ~と、ちょっと不安でしたが
全然大丈夫でした。もしかして俺ヘル卒したのかもしれません(笑)


今回、屋根が錆びていたので1液形ではなく
2液形の錆び止め塗料を使用しました。と言うのではなく
どこまでケレンしたか?どれだけ膜厚が付いているか?
だと思うんで、


錆び止め2回塗装後(11日経過)に計測。


錆び止め1回塗りよりは、錆びにくくなります。
使用する錆び止め塗料やローラーなどでも
変わってきますが、錆び止め1回塗りだと
大体20~30µ程度だと思います。


醜く錆びていたネジの皿も全然錆びていませんでした(^^)