前の記事にも書きましたが

お盆明けから 雨降りすぎ


お天気なので、しょうがないんですけど
にしても、降りすぎでしょ。

もう、そろそろ勘弁してけろ~ orz


で、今回は水洗い&下地処理前の作業です。


折板屋根
MF様の屋根は折板屋根(せっぱんやね)で
鋼板に塩化ビニル樹脂が被覆されている
「塩ビ被覆鋼板」という屋根材です。

築年数を考慮すると、
鋼板は亜鉛メッキ鋼板だと思います。


折板屋根 チョーキング
屋根を指で擦ると、
チョーキング現象が発生していて


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ところどころ、塩ビが裂け
鋼板が錆びていました。


折板屋根 セキスイハイム 塩ビ被覆鋼板
横樋の上には「フタ」があり
このままの状態で塗装するのもなぁ~と思い


インパクト ふた
ネジで留められているようなので、
インパクトドライバーを使い


折板屋根 フタ 撤去
一旦撤去させて頂きました。


フタ
念のため、
フタの裏側に番号を書いておきました。
汚い字ですが、さすがに「4」って
わかりますよね?(笑)


折板屋根 ふた
端だけはリベットで留められているようなので
撤去できないため このままの状態で塗装します。


折板屋根塗装 ふた セキスイハイム
フタ撤去後です。


下地
ネジはこの下地に留められているので、
ここも一旦撤去。
下地は、はめ込み式なので、
足で屋根をグイっと押し
下地を持ち上げると、簡単に撤去できます。

当たり前ですが、
フタの下は紫外線が当たってないため
新築時の色が残っています。


目印
塗装すると下地があった場所が
分からなくなるので
テープで目印を作り、フタの撤去完了。


下地 撤去後 さび
下地はおそらくステンレスだと思うんですが、
下地と折板屋根が密着する部分が錆びているので、


折板屋根 密着 部分錆び
密着している部分を確認すると
折板屋根が錆びて塩ビが膨らんでいました。

下地を設置する時、はめ込むように設置するので
その時に多少傷が付き錆びたのかなと思いますが
これが普通に塗膜だったとしても、
錆びていたような気もします。

なので、下地を設置する時は気を付けて、
はめ込みますが、
また錆びやすい部分だと思います。


撤去
で、現在、使用されていない
アンテナの下地なども撤去させて頂きました。


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翌日から、水洗い&下地処理を行いました。
いやぁ~やっぱり晴れてる空は良いな(笑)


ニッカ ヤッケ
水洗いを行う時、暑いので作業ズボンを脱いで
(どうせ汗で蒸れて濡れるので)
作業していると、ズボンが黒いので、
暑いし「あっちぃ」かったです。(^^)
「あっちぃ」って方言ですかね?(あっちぃ=熱い)


水洗い後 折板屋根塗装
色が濃くなっている部分が水洗い後です。


次回、水洗い&下地処理を更新したいと思います。



で、いきなり話は変わり

WB多彩仕上工法
先日、スズカファインの
窯業系サイディングボード/WB多彩仕上工法の
講習会へ参加させて頂きました。m(__)m


WB多彩仕上工法
矢印のサイディングボードは
俺が塗装した物です。(2色塗り)
使用した塗料はWBアートSi で、この後


WBアートsiクリアー
WBアートSiクリアーも塗装させて頂きました。
このクリアー(黒チップ入り)は粘度があり
膜厚が付くような気がしました。

現在の窯業系サイディングボードには
黒いチップが塗装されていることが多いらしく


ニチハ 窯業系サイディングボード
3ヶ月前に新築の現場から
2色塗り・3色塗りの練習をするために
ニチハの窯業系サイディングボードを
頂いてきたのがあるので


ニチハ 黒いチップ
見てみると、黒いチップや
黄色系・赤茶っぽい色も入っていました。


ニチハ 黒いチップ
違う色のサイディングボードも同じでした。

WBアートSiクリアーと
新築時のサイディングボードを比較すると
もう少し黒いチップ増量+黄色系・赤茶系なども
混入された方がより良さそうに感じたので、
この塗料が進化することを期待しています。



こちらの講習に参加して、
気づいたことがあったので
収穫のある講習会でした。と言っても
それが上手くいくかどうか分かりませんけどね(笑)



いやぁ~ お盆明けからの
タイフーンラッシュ  ぐずついた天気
なんなんでしょうねぇ~(>_<)

夏前は「今年は例年以上の猛暑・残暑が続く」と
言っていたのが嘘のようです。

これからの記事は現在、施工中の仙台市の外壁塗装/屋根塗装工事で
なるべく早めに更新していきます!
と言いつつ、いつものように遅れるパターンです。(笑)


MF様邸
去年の10月上旬、インターネット(HP/ブログ)から
お問い合わせ頂き、11月上旬に伺わせて頂きました。

当店は石巻市・東松島市周辺での工事が多く
仙台市で外壁/屋根塗装工事となると
2011年、東日本大震災後、
D様の外壁塗装させて頂いて以来なので、4年ぶりです。

4年前の外壁塗装の施工事例は
こちら仙台市/外壁塗装/ALCです。
↑クリックすると施工事例をご覧いただけます。

仙台には約1年程度、住んでいたことあるので、
道がまったく分からないことはないんですが、
ちょいちょい迷います。(笑)

伺う前日にも、地図を確認して
こういって~あぁ~いって~と
頭の中で考え、いざ走ると
案の定 迷子になりましたが、なんとか予定時間通り到着。


折板屋根
現場調査前に、塗料や塗装のことなどをお話させて頂いた後、
外壁と屋根の調査を行いました。(この画像は施工初日の画像です)

屋根は仙台市で多いカラーベスト/コロニアルではなく
折板屋根で、ほぼ平面状の陸屋根(りくやね/ろくやね)です。


塩ビ被覆鋼板 裂け
折板屋根といっても、
鋼板に塩化ビニル樹脂が被覆されている「塩ビ被覆鋼板」で
ところどころ、裂けていました。

すべての裂け・傷を現場調査で見つけることは不可能ですが
おおよそ40~60ヶ所前後ぐらいは、ありそうでした。


塩ビ被覆鋼板 錆び
塩ビ被覆鋼板が裂けている下は錆びていることが多く
このように少し大きく錆びている場合もあります。
大きい錆はこの部分だけで、小さい錆びもあるだろうと思いますが、
現場調査で裂けている塩ビをカットすることもできませんので、
この辺は「いままでの経験」や「憶測」でお伝えするしかありません。


折板屋根 チョーキング確認前
かなり見ずらいですが、折板屋根の山の部分を手で触ると


折板屋根
チョーキング現象が発生していました。


パラペット
黒い部分はパラペットでここも塩ビ被覆鋼板で
塩ビがめくれ錆びが発生していました。


4
パラペット。
ここはチョーキングしていませんでした。


ドローン
屋根の調査が終わったので、
このドローンを使用し外壁を調査させて頂きました。


外壁
こんなアングルで動画や画像を撮れます。って、冗談です。
ドローン持ってませんから(笑) 


BlogPaint
この撮影は、土牛のカメ棒に(5M程度伸びる棒)


アクションカム
アクションカムを付けて撮影。


外壁 チョーキング
外壁も触るとチョーキング現象が発生していて


雨戸の裏
紫外線があまり当たらない雨戸の裏と比較すると
どれだけ劣化しているか一目瞭然です。

改めて、紫外線って凄いなって感じます。(^^)
個人的にも紫外線は苦手なので(苦笑)


ガスケット
外壁はサイディングボードですが、縦目地はコーキング/シーリングではなく
「ガスケット」と呼ばれるゴム状の物のため
ブリード現象を抑える下塗り塗料を塗装します。


含水率
サイディングボード裏側が湿っていないか
木材の水分を計測する含水率計で計測。
サイディングボード専用の含水率計ではありませんが、
指標にはなりますので、無いよりは全然良いと思い計測しています。

東西南北 計測させて頂き
酷く湿っている面は無いと判断致しました。


玄関の天井
軒天は塩ビ被覆鋼板でしたが、玄関の天井も同じだろうと思い
磁石をつけてみると全然反応せず、おそらくサイディングボードのようです。


玄関の上
玄関の上は塩ビ被覆鋼板ではなく、亜鉛メッキ鋼板のようで
錆が広く発生しているため、できる限りケレン(下地処理)を行い
錆び止め塗料は間違いなく2回塗り確定。


玄関のパラペット
玄関のパラペットも錆びが発生していました。
骨材(こつざい)が入っていて、ケレン(錆落とし)しずらそうです。


で、なんだかんだで、2~3時間前後、現場調査・ご相談させて頂き
後日、お見積り3通・調査報告書4枚・塗料の説明2枚
施工書3枚・診断/調査の時撮影した画像/動画のDVDを
郵送で送らせて頂きました。

ちなみに帰宅する際も迷子になりました。(笑)


着工 足場設置
で、2016年8月18日 足場を設置し外壁・屋根塗装工事が始まりました。

着工はこちらの都合に合わせて頂き、
MF様 本当にありがとうございます。m(__)m


aaaaaaa
そういえば、去年から
外壁の色で悩まれた場合は、この方法を参考にして頂いていて
「阿部さん これ凄く良いよ!」とおっしゃって頂いたり
「無いよりは有った方が参考になる。分かりやすい。」と
結構、評判良いんすよぉ~(^^)


切り抜き
外壁の部分は透明になっているので、


外壁の色 
折り紙などを下に入れても、ある程度 色の予測もできますので、
ご家族で楽しんで頂けたらなと思います。m(__)m



次回は屋根塗装のケレン/下地処理などを更新予定です。


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