現在、施工中の現場なんですが、
外壁は、窯業系サイディングボードなので目地や窓周辺には
シーリング(コーキング)が充填されています。
見積りに伺った時に目地のシーリング部分が、ところどころ裂けているし
築13年前後経過しているので、目地は「打ち替え」
窓周りなどは裂けていなければ「増し打ち」とお見積り致しました。
外壁を高圧洗浄機で水洗いをする前に
既存のシーリングを撤去→充填を行うんですが、撤去する際
「3面接着じゃありませんよ~に」とカッターやスピンカッターで切るんですが、
今回その願いが届かず・・・・ 3面接着でした。
2面接着の場合は、すんなりシーリングを撤去できるんですけど
3面接着だと目地底に接着しているため、撤去するのに
手間がかかってしまうため、ガッカリします。
違う現場の画像ですが、2面接着だと外壁の両端面をカッターで
切って引っ張ると、簡単に撤去できますが、
これで撤去完了ではなく、外壁の両端面に残存している
シーリングをカッターなどで除去します。
基本的には、窯業系サイディングボードの目地は2面接着なので、
目地底にボンドブレーカーやバックアップ材を入れて外壁の両端面で接着させます。
3面接着は、外壁の両端面と目地底が接着していることを言います。
3面接着の場合だと、サイディングの伸び縮みにシーリングが
追従できずにちぎれてしまいます。
で、2面接着と3面接着とでは、どれぐらい撤去する手間が違うか
分かりやすくサンプルを作ってみましたので紹介したいと思います。
これは樹脂製のハットジョイナーという部材です。
現場で一部ハットジョイナーも破損していたため、撤去し角バッカーを入れました。
ハットジョイナーは、こんな感じで外壁の目地などに使用されています。
画像のハットジョイナーは金属製でボンドブレーカー不要らしいです。
新築の現場で廃材となっていたサイディングボートや
水切りを頂いてサッと作成してみましたが、なんか失敗した感じが・・・・
でも、図で説明するよりは分かりやすいでしょ?
窯業系サイディングボードを使用してサンプルを作成すれば
良かったんでしょうけど、時間がなかったので角バッカー(バックアップ材)を
サイディングボードに見立てて作成しました。
こんな感じで、4通り作成してみました。
Aは、プライマー塗布後にボンドブレーカーを貼りました。
Bは、ボンドブレーカーを貼ってからプライマーを塗布。
Cは、ボンドブレーカーを貼らないでプライマー塗布。
Dは、ボンドブレーカーを貼らないでプライマーも塗らない。
AとBは2面接着でCとDは3面接着です。
これがボンドブレーカー(ポリエチレン製)でシーリングは接着しません。
シーリングを充填して5日程度乾燥させてから↓
サイディングボードに見立てた角のバッカー(バックアップ材)を外して↓
こんな感じになりました。
使用したシーリングはシャープ科学工業のヘンセイシリコンNB/LM
まずは、Dのシーリングから撤去しました。
すんなりと取れませんでしたが、自分が想像していたよりは
剥がれやすかったです。ただ、シーリング打ち替えでプライマーを
塗らないなんて、ありえませんけどね。
次にCですが、もう取る気にならないぐらい接着しています。
プライマーを塗るのと塗らないのとでは、こんなに違うもんなんだなと
改めて下塗り(プライマー)の大事さが分かりました。
最後まで取ろうかなと思いましたが、諦めました(^^)
次にBです。これは2面接着なので、すんなりと撤去できました。
Cと比べると雲泥の差です。
最後にAです。 これはBよりもすんなりと撤去できました。
結果、AとBはすんなり除去できたのに対してCは撤去するのが
嫌になるぐらい目地底に接着しています。
で、Cの目地底に接着しているシーリングをコーキング取りで除去すると
こんな感じで取れますが、除去に時間がかかってしまうため
3面接着で施工されているとババを引いた気分になります。
今回サンプルを作って個人的に感じたことは、
Bのボンドブレーカーを貼ってからプライマー塗布でもOKなんですが
Aのプライマー塗布後にボンドブレーカーが理想かなと感じました。
まぁ~どっちでも良いんでしょうけどね。
以上、2面接着と3面接着のシーリング撤去の差でした。
外壁は、窯業系サイディングボードなので目地や窓周辺には
シーリング(コーキング)が充填されています。
見積りに伺った時に目地のシーリング部分が、ところどころ裂けているし
築13年前後経過しているので、目地は「打ち替え」
窓周りなどは裂けていなければ「増し打ち」とお見積り致しました。
外壁を高圧洗浄機で水洗いをする前に
既存のシーリングを撤去→充填を行うんですが、撤去する際
「3面接着じゃありませんよ~に」とカッターやスピンカッターで切るんですが、
今回その願いが届かず・・・・ 3面接着でした。
2面接着の場合は、すんなりシーリングを撤去できるんですけど
3面接着だと目地底に接着しているため、撤去するのに
手間がかかってしまうため、ガッカリします。
違う現場の画像ですが、2面接着だと外壁の両端面をカッターで
切って引っ張ると、簡単に撤去できますが、
これで撤去完了ではなく、外壁の両端面に残存している
シーリングをカッターなどで除去します。
基本的には、窯業系サイディングボードの目地は2面接着なので、
目地底にボンドブレーカーやバックアップ材を入れて外壁の両端面で接着させます。
3面接着は、外壁の両端面と目地底が接着していることを言います。
3面接着の場合だと、サイディングの伸び縮みにシーリングが
追従できずにちぎれてしまいます。
で、2面接着と3面接着とでは、どれぐらい撤去する手間が違うか
分かりやすくサンプルを作ってみましたので紹介したいと思います。
これは樹脂製のハットジョイナーという部材です。
現場で一部ハットジョイナーも破損していたため、撤去し角バッカーを入れました。
ハットジョイナーは、こんな感じで外壁の目地などに使用されています。
画像のハットジョイナーは金属製でボンドブレーカー不要らしいです。
新築の現場で廃材となっていたサイディングボートや
水切りを頂いてサッと作成してみましたが、なんか失敗した感じが・・・・
でも、図で説明するよりは分かりやすいでしょ?
窯業系サイディングボードを使用してサンプルを作成すれば
良かったんでしょうけど、時間がなかったので角バッカー(バックアップ材)を
サイディングボードに見立てて作成しました。
こんな感じで、4通り作成してみました。
Aは、プライマー塗布後にボンドブレーカーを貼りました。
Bは、ボンドブレーカーを貼ってからプライマーを塗布。
Cは、ボンドブレーカーを貼らないでプライマー塗布。
Dは、ボンドブレーカーを貼らないでプライマーも塗らない。
AとBは2面接着でCとDは3面接着です。
これがボンドブレーカー(ポリエチレン製)でシーリングは接着しません。
シーリングを充填して5日程度乾燥させてから↓
サイディングボードに見立てた角のバッカー(バックアップ材)を外して↓
こんな感じになりました。
使用したシーリングはシャープ科学工業のヘンセイシリコンNB/LM
まずは、Dのシーリングから撤去しました。
すんなりと取れませんでしたが、自分が想像していたよりは
剥がれやすかったです。ただ、シーリング打ち替えでプライマーを
塗らないなんて、ありえませんけどね。
次にCですが、もう取る気にならないぐらい接着しています。
プライマーを塗るのと塗らないのとでは、こんなに違うもんなんだなと
改めて下塗り(プライマー)の大事さが分かりました。
最後まで取ろうかなと思いましたが、諦めました(^^)
次にBです。これは2面接着なので、すんなりと撤去できました。
Cと比べると雲泥の差です。
最後にAです。 これはBよりもすんなりと撤去できました。
結果、AとBはすんなり除去できたのに対してCは撤去するのが
嫌になるぐらい目地底に接着しています。
で、Cの目地底に接着しているシーリングをコーキング取りで除去すると
こんな感じで取れますが、除去に時間がかかってしまうため
3面接着で施工されているとババを引いた気分になります。
今回サンプルを作って個人的に感じたことは、
Bのボンドブレーカーを貼ってからプライマー塗布でもOKなんですが
Aのプライマー塗布後にボンドブレーカーが理想かなと感じました。
まぁ~どっちでも良いんでしょうけどね。
以上、2面接着と3面接着のシーリング撤去の差でした。
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