北面
先日、東松島市でトタン屋根塗り替えの御見積りをさせて頂きました。
12年前にトタン屋根を塗り替えされたそうで、屋根に上がるまでは、
どんな感じに劣化しているか、錆や剥がれなどがどの程度かあるか
確認するまで結構怖いんですよねぇ~
既存の塗膜が、いやぁ~な剥がれ方をしていると塗り替えしても
あまり持たない場合もありますので、葺き替えをお勧めすることもあります。

そういえば、5年ぐらい前にDIYでトタン屋根を塗ったお宅へ
御見積りに伺った時、そのトタン屋根が凄いのなんのって
塗膜はベラベラ捲れ上がって、歩くたびに塗膜がバキバキと音を立てて
割れるし、錆も所々あったので、これは塗り替えでは無理だろうと感じました。
仮に塗り替えしても、綺麗にはならないと思うし、ケレン作業に
すごく手間がかかってしまうため、長いスパンで考えると
葺き替えた方が良いだろうと思い、葺き替えをお勧め致しましたが、
どうしても塗り替えでの見積りを提出してくれと言われたので
提出しましたが、うちではなく他の塗装屋さんが受注したようでした。
この受注した塗装屋さんは現場を見ず、見積もりを提出したため
赤字だったらしいぞぉ~と知人から聞きました。

チョーキング
で、屋根に上がってトタン屋根を触ってみるとチョーキングしていました。

1階 北面
錆も数ヶ所、発生していました。
矢印の部分を拡大すると↓

トタン屋根 錆
こんな感じで錆びていました。このぐらい錆びていると
マジックロンでケレンしただけでは、ちょっと心もとないので
サンダーで錆をできるだけ除去する予定です。

錆汁
雪止めは錆び屋根へ錆汁が流れていて↓

雪止め
ほとんど、こんな風に錆びていました。
雪止めを設置したままの状態で塗っても、早期に錆汁が流れる
可能性が高いだろうと思います。というのは、どうしても雪止めの裏側とか
細部をケレン・塗装できない部分が出てきてしまうので、
一度取り外してから塗って取り付けます。っていうは冗談で、
交換をお勧めしています。雪止めをがっちりケレンして
錆止→上塗り2回塗るなら交換した方が安く錆にくいと思います。
なので、今回も雪止めは塗り替えではなく交換の御見積りです。

剥がれ
あと、この画像のように所々、塗膜が剥がれていたり
小さい剥がれが無数にある箇所もあるので、
高圧洗浄機で付着の悪い塗膜を除去する予定です。

トタン屋根
で、剥がれていた部分を拡大して見ると、目荒らしと錆止を
省略したように感じました。旧塗膜の付着性が悪い場合は、
塗り替えしたとしても、旧塗膜から剥がれてしまうと上に塗った塗膜も
一緒に剥がれてしまうので、こういったリスクがあると、
あまり高価な塗料をお勧めしない方が良いのかなと思います。
でも、こういった施工業者の優しさは、余計なお世話な時もありますから
手頃な弱溶剤1液形アクリルシリコン樹脂塗料と
高価な弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料・弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料で、
御見積りを提出させて頂きます。それと調査報告書でこういうリスクも
ありますので~と、お話をさせて頂いてから、どの塗料・仕様で塗るかを
施主様に判断して頂きます。
とりあえず今回は、4通り見積りを作成しましたので、後日、お届けいたします。

まぁ~こんな感じで、現場調査した画像や塗料のカタログなどを
眺めながら見積りを作成しています。

塗料の比較
この印刷物は塗料の比較表っていうのかな?
この塗料はこんな付加価値ありますよ~とか
期待耐用年数はこれぐらいですよ~とか、分かりやすく作成し提出していますが、
大半のお客様は「ペンキ屋さんに任せるから~とかお勧めの塗料で塗ってよ」と
言われることが多いので、その時は高価な弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料を
お勧めしておりますが、予算があれば弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料でも
良いのかなと思います。

で、全然関係ないんですけど、禁煙してから7年経ちましたが
この頃、見積りとかブログを書いていると無性に吸いたくなります。
今は1箱400円以上するらしいので簡単に買えないし、また吸い始めたら
辞めれる自信がない。でも、口から煙り出して「ふぅ~」って気分転換したいな(笑)