OSCLで仕上げられていた枠・廻縁を塗り替えさせて頂きました。
(OSCLとはOS=オイルステイン CL=クリアーラッカー塗りの略号です)

今年の2月に 枠 塗り替え の現場でOSCLで仕上げられていた枠を
トウペのトア杜(水性2液反応硬化形ポリウレタン樹脂塗料)で、
普通に塗り替え出来たため、今回も無難にトア杜で
塗ればOKだろうと思っていたら・・・・・・

付着テスト
松田優作ばりに「なんじゃ こりゃぁ~」でした。 orn
枠 塗り替え の現場でも、同じように付着テストを行い良好だったので
今回も大丈夫だろうと思っていましたが、念のため撤去した枠に
トア杜を塗り付着性テストを行った結果がこれ↑なんです。
ガムテープを貼って、軽く剥すだけで容易に剥がれちゃいました。
それにしても、ここまで付着が悪いとは・・・・・・

付着性テスト
試し塗りした枠は、4通りの下地処理を行いました。
1.下地処理無し
2.目荒らしのみ
3.ラッカーシンナーで脱脂のみ
4.ラッカーシンナーで脱脂後→目荒らし

4の脱脂後→目荒らしを行えば、密着は良好だろうと思っていましたが、
意外とラシンで脱脂しただけでも、食いつき良いんじゃねぇ~のぉ~
な~んて思っていたら、まさかまさかの全滅でした。(T_T)
(仮に脱脂だけで、食いつきが良好でも目荒らしは行いないますけどね)

既存の塗膜
それと既存の塗膜の上塗りと下塗りの付着も悪くガムテープを貼って、↓

剥離
サッと剥すと容易に剥がれました。
トア杜と既存の塗膜の付着が~~の前に既存の塗膜の下塗りと上塗りの
付着が悪いため、既存の塗膜を残しての塗り替えは無理かなと。
ただ、室内なので、妥協してこのまま塗っても自然に剥がれてくることは
少ないとは思いますけど、ちょっと塗る木にはなれませんよねぇ~
木だけに・・・・・(苦笑)

施工前
で、こちらが施工前です。OSCLで仕上げられています。
新築の時に塗装したと思いますので、約17年前後経過しています。

施工前
既存の塗膜の下塗りと上塗りも付着が悪いし、既存の塗膜と
トア杜も付着が悪いとなると、選択肢はひとつしかないと思うので、
傷が付きそうな箇所を養生し、ひたすらペーパーで
丸一日ゴシゴシと既存の塗膜を除去しました。

塗膜除去
電動工具を使用できれば良かったんですけど、サッシなどを傷つけてしまう
可能性があるため、手だけでペーパーかけしましたけど
自分が想像してた以上にゆるぐねぇがった(^^) 

ペーパー
除去だけに使用したペーパーです。
何枚使用したか忘れたので、こんぐらいです。(笑)

塗膜除去後
既存の塗膜を除去しながら、この木に染み込んでるOS(オイルステイン)も
除去したくなり、ミヤキのステントルで除去できないか塗料屋さんに聞いてみると↓

ステントル
メーカーの方が現場に来て頂ける事となり、OSの除去を実演して頂きました。
結果、室内のOSとなると劣化しにくいため難しいとの事でした。
外部で劣化してきているOSなら除去できるらしいんですが、
既存のOSによっては弾いたりすることもあるそうです。
んじゃ~室内のOSには使用できないのかというとそうでもないようで、
あの塗料は結構容易に除去できたんですよぉ~と、やはりOSよっては
室内・外部ともに容易に除去できる場合と困難な場合があるようです。

塗料屋のNさん・メーカーのiさん 現場まで来て頂きありがとうございました。

トア杜
OS除去は諦め180~240番のペーパーで素地調整を行い
隙間や穴を埋めてから、これでOKだろうと思うぐらい塗り仕上げました。
普通の水性塗料だと、もっと刷毛目が目立ちますが、トア杜はレべリング性に
優れているので、綺麗に仕上がりますね。

トア杜
勝手口の枠も同様に仕上げました。

トア杜
今回は、お住まいになりながらのリフォームということなので、
臭いや仕上がりを考慮し塗料を選択しました。
溶剤(弱溶剤・強溶剤)のF4(F☆☆☆☆)の塗料を使用してもOKなんですが
施主様が帰宅後 臭いで気分が悪くなられたり、美味しい食事が台無しに
なってしまうと、ご迷惑をおかけしてしまうので、溶剤に匹敵する水性塗料の
トア杜で塗装させて頂きました。ちなみにトア杜は水性塗料(ポリウレタン)ですが、
水性塗料=低価格という訳ではなく、どちらかというと水性のウレタンなのに
そんなにすんだぁ~って感じです。

完了
先日、伺ってみるとクロスが張られ壁が仕上がっていました。
やっぱり綺麗になると、いい気分になりますね~

以上 OSCLの塗り替え工事の紹介でした。

今回の付着性テストでは、「油断は最大の敵」と改めて思い知らされ
自分自身、塗装屋として、まだまだだなと感じました。