

時々、塩ビパイプを見ていますが、やはり汚れやすい塗膜は、
日に日に雨筋が濃くなっているようです。


右隣の水性1液形アクリルシリコン樹脂塗料より醜いです。
一概に弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料だから
汚れにくいということはないんだなと分かります。
(右隣の水性シリコンが優れている訳ではないです)
それと、私が期待していた水性塗料もダメっぽいです。。。。
この右側の塗膜も同じ水性塗料(シリコン)なのに、これだけ差が出ちゃいました。


実験開始 3ヶ月後です。比率も希釈もメーカーの指定通り調合し塗っています。




同じ弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料でも、これぐらい差があると
汚れやすい塗料は使えませんよね。ただ、この汚れやすい塗料は
隠ぺい力が一番良かったです。それと、「どこのメーカーの塗料を使っても
あまり変わらない」という方もいますが、自分が低汚染型塗料の実験で
使用した塗料は、臭いやレべリング性・隠ぺい力・防カビ・防藻性などに
違いがあったので、まったく同じ塗料は無いんだなぁ~と感じました。
(ただ、OEMでラベルだけ違う塗料はありますけどね)


向かって右側の塗膜が低汚染性に優れていると感じました。
上のワーストワンの塗料と比べると、全然違います。
ちなみに、この3つ塗膜(塗料)の中で一番高価だった塗料は
左側で次に中央・右側の順で、この中では一番低価格だった塗料が
低汚染性に優れているという結果でした。
この実験を行う前は、水性塗料より弱溶剤(2液)の方が優れているんだろうと
勝手に思い込んでいましたが、水性塗料より劣る弱溶剤もあるということが
分かりました。それと、低汚染形塗料のカタログに⊿L値が記載されている場合が
ありますが、これもあまりあてにならないようで、-2と記載されている塗料でも
-6の塗料と同等、もしくはそれ以上汚れやすい塗料もありました。
この実験を行わなかったら、カタログを鵜呑みにしていたでしょうね。
以上、低汚染型塗料の実験報告でした。
コメント
コメント一覧 (2)
塗装屋さんで、ここまでやっている人が何人いるのか知りませんがブログを読んでいると彼方の丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
彼方が我が家に近ければ塗装をお願いするのですが三重では無理ですね残念。
でも彼方のブログで素人の私にも大変勉強になります。
これからも大変でしょうが、このブログを長く続けていただきたいです。
仕事もブログもお体に気をつけて頑張ってください。
ブログは誰かの参考になればと思い書くこともありますので、
「勉強になります」と言われ、大変嬉しく思います。(^^)
私以上に真面目に取り組んでいる塗装屋さんは
たくさんおりますので、三重県にも必ずいると思います。
ブログは最低でも、あと2年ぐらいは続けるつもりでおりますので、
時間がある時、覗いてやってください。
ichieさんもお体に気をつけて頑張ってください。