えぇ~~まず初めに木材保護塗料を屋外暴露実験する気は全然ありませんでした。

基本的に外部の木部塗装(WP/木材保護塗料)は、
定期的に(2~3年前後)メンテナンス(塗装/塗り替え)するしか方法はない。
と言うのが、建築塗装に携わる人の常識となっています。(俺の周りだけかな?)
もち(耐候性)は使用する塗料や色によっても異なり
淡彩(薄い色)・クリアーより濃彩(濃い色)の方が優れていると言われております。
それと当たり前ですが、塗回数や下地・立地条件・環境などによっても変わります。

キシラデコール
当店は木材保護塗料を使用する時は
キシラデコールで塗装してもノンロットで塗装しても
さほど耐候性に差はないだろうと思っているので、
無難に売上実績NO.1のキシラデコールを使用していました。

※どうでも良い話ですが、先代は2kgほど余ったキシラデコールを
丸缶に移しガムテを貼りそこにキシラテゴールって書いていて
どんなゴールだよ!って突っ込んだ記憶があります。(^^)

WP
で、去年の10月頃かな?
「10年以上保護し続ける」と言う木材保護塗料を発見。
まぁ~カタログだから良い事しか書いていないし
促進耐候性試験の結果を鵜呑みにするような素直なペンキ屋ではないので
これは実験する価値があるんじゃないかなと思い
この塗料とキシラデコールとオスモのウッドステインプロテクターを
実験する事に決めました。


ちょっと話はそれるんですが、
促進耐候性試験(サンシャインウェザーメーター)は250時間前後で
屋外暴露1年分相当と言われていますが、私はこれっぽちも信じていません。
キセノンでもサンシャインでも500~700時間前後が
屋外暴露一年相当(南面/外壁)かなと、私は勝手に考えています。
実際、当店で塗装させて頂いたお宅を見て回ってみると
やっぱりこんな感じですし、
塗料に物凄く詳しい方とお話した時もやはり同じような見解だったので
まぁ~ネタによっても変わりますけど、
500~700時間前後で屋外暴露一年が妥当でしょ?
あの塗料メーカーの弱溶剤2液形シリコンは900時間で一年だとおもうけど(苦笑)

仮に250時間を屋外暴露一年と計算すると
弱溶剤2型ウレタンでもシリコンでも2,500時間で光沢保持率80%以上のネタは
10年間艶々なんですよ?ありえないでしょ?
でも、昔は信じていたんですよ。促進耐候性試験の結果を。
だって塗料メーカーが試験した結果(根拠)だもん。大丈夫だべ!って。
あの弱溶剤2液形ウレタン樹脂塗料を塗り4年後の劣化さえ見なければ。(^_^;)

まぁ~この辺はあくまでも個人的な見解なので、軽く流してください。
別に 俺 酒飲んでくだを巻いている訳じゃないので(笑)


木材保護塗料 サンプル
で、話は戻りネタ(塗料)は、去年の12月頃までに13種類の木材保護塗料を
集めていたので、塗り板の作成はすぐできたんですが、
年明け早々チラシの作成などしていたので、後回しになっていました。

現在、施工中の現場はほぼ終わっているし
GWも休みなので、塗り板を作成する事にしました。


木材保護塗料 塗り板
今回はウッドデッキにも使われているスプルースで実験してみます。
近くのホームセンターに使える木材がこれしかなかった。と言うのが本音です。

木材保護塗料 塗り板
半年後、保管する塗り板と比較する予定です。

作成中
現在、こんな感じで作成中です。
完成したら、折り畳み自転車に積んで
フロリダかアリゾナで屋外暴露する予定です。
な~~~んてね。(^_^)

撥水効果
で、集めたネタの中に撥水効果が高いネタがあるので、
保管する塗り板に水を吹きかけてみました。

撥水効果
撥水効果が高いネタはカタログ通り、結構弾きますねぇ~

撥水効果の差
比較したW社のGは全然弾きませんでした。

1年後、この差がどうでるか?楽しみですね~(^^)



撥水効果の差を撮った動画です。
もうちょっと分かりやすいと思ったんですけどね~ 失敗です。