こちらのGS様に施工中の画像や動画の使用許可を伺うと
「もう~どんどん使ってください!(^^)」と快く承諾して頂き
これは大分県の北条塗装店ばりに更新するぞ!と言う
勢いはあったものの、やはり無謀な挑戦と言うか俺には無理でした。
(って言うか挑戦すらしてませんが・・・・・)

こんなブログでも一つの記事を書くのに
画像や動画を整理したり、文章などを考えると
あっという間に時間がなくなってしまうんですよ。

仕事が現場作業だけなら、まだ良いんですが、
お見積りの依頼などがあると、もう絶対時間が足りなくなり
睡眠時間が3~4時間しかとれなくなってしまい
そうなっちゃうと俺の場合、現場作業に支障が出てしまい
どっちが仕事なのか分からなくなってしまうので
当店では毎日のようにブログや作業日誌を
更新するということは不可能だと感じました。

それともう一つ理由があって
息子を寝かしつけるんですが、逆に寝かしつけられ
かなり手ごわいんです。(笑)
ハッと目を覚ますと2時ぐらいになっちゃってて、
起きてPC立ち上げても、もう・・・・頭が動かないと言うか
なにも書けなくなっちゃうんですよね。(^_^;)

こちらの塗装工事は11月上旬に終わりましたが、
折板屋根塗装の続きをまったりと更新して行きたいと思います。m(__)m


現調
GS様から7月下旬にお見積りの依頼を頂き
その時の会話の中で「ラジカル制御」や「ガイナ(塗料)」などの
塗料のご質問を頂き、かなり塗料・塗装にお詳しい方だと
すぐ分かり、お話していて楽しかったです。(笑)

当店はどちらかと言うと、「ペンキ屋さんに任せるから!」と
言われる方が多く(それはそれで信用されているのかなと嬉しく思います)
ご自分で塗料や塗装等を調べ、ご質問を頂く事が少ないので
いつもより塗料や塗装の楽しい会話ができるなぁ~と、なんか嬉しかったです。(^_^)

で、現場調査は10日後に伺いました。


折板屋根 現調
現場調査の日はGS様宅に午前10時頃に到着し
早速、屋根から拝見させて頂きました。
現場調査前にメールにて屋根は塩ビ被覆鋼板だと教えて頂きましたが
何回か塗り替えされているため、
塩ビ被覆鋼板のシワシワのエンボス模様が見えなく
あれ?これ違うんじゃない?と感じ


立ち上がりの裏側
立ち上がりの裏側を確認してみると、塩ビ被覆鋼板の
シワシワ模様があったので、間違いなく塩ビ被覆鋼板と判別できました。


折板屋根 錆び
錆びてめくれている部分も確認すると、やっぱり塩ビ被覆鋼板で
既存の塗膜はチョーキング現象が発生していました。


ボルトの錆びと塩ビ被覆鋼板の裂け
ボルトは画像のように錆びている列と
あまり錆びていない列があり、なんでなんだろう??と不思議でした。
で、ボルトはここまで錆びてしまうと、がっちりケレン(錆落とし)しても
錆び止め1回塗りでは、また錆びやすいだろうなぁ~と感じたので
この時点で錆び止めは2回塗りでボルトはボルトキャップを
装着した方が良いかなと思いました。

それと、塩ビから裂けている部分を数ヶ所確認しましたが
実際、施工してみると小さい裂けが想像以上にありました。



折板屋根塗装 現場調査の動画です。

これで折板屋根の調査は終了。


◇折板屋根塗装工事は更新済みです◇

水洗い  水洗い2日目  ケレン作業1   ケレン作業2

下塗り塗装  上塗り塗装  ボルトキャップ付着性テスト


軒天 剥がれ
次に軒天を拝見させて頂くと、醜く塗膜が剥がれており
え??なんで??って感じでした。
通常はここまで剥がれませんからねぇ~(^_^;)


軒天
軒天は、ほぼこのような感じで塗膜が剥がれていたので
既存の塗膜の付着性はかなり悪いだろうと感じました。

帰り際、新築時の仕様書を頂き軒天の材質が塩ビ被覆鋼板と
記載されており、それでかぁ~と思いましたが
それにしても、剥がれすぎじゃないかなと・・・・・・

こうなっちゃうと、どの塗料で塗装するか?
どの方法でどこまで付着の悪い塗膜を除去できるか?などなど
色々考えると簡単には決まらないんですよねぇ~


ケレンレス
次に手すり(鉄部)を調査すると、ケレンレス&錆び止めレス
上塗りも1回塗りっぽく感じ、また錆びも進行していたため
塗装するなら、鉄部の部分補修は必須だろうと感じました。

この辺で、前回の塗装工事の質が見えてきたので
他の部位も意図的にやられているなと・・・・・・・。


雨戸
雨戸も拝見させて頂くと
やはりケレンレス&錆び止めレスっぽく、あちこち塗膜が剥がれており
雨戸の板を交換できるんであれば、
塗装ではなく交換した方が良いかなと感じましたので
御見積提出時に「交換できれば交換の方が~~」とお話させて頂きました。


外壁/チョーキング
次に外壁は南面も北面もチョーキング現象が発生し
外壁を指で触ると粉状になった塗膜が付着してきました。


目地
目地はサイディングボードのようにシーリング/コーキングを
充填されていないので、素材がなにか確認するために
磁石を付けてみると,くっつくので鉄製だと分かりました。


塗膜膨れ→剥がれ
外壁の東面だけ塗膜があちこち膨れていました。orz
新築時の仕様書には外壁材の下地がアルミで
これに主剤が吹き付けられているらしく、膨れは1階に集中していました。


塗膜膨れ
現在、膨れている塗膜は除去しますが
除去した後が残り、塗り替えしたとしても
膨れの原因が分からないと、また再発する可能性が高くなると思うので
これもお見積り提出時にお話しさせて頂きました。
GS様はご自分で外壁塗装をお調べになっているからなのか分かりませんが
こちらの説明(膨れるメカニズムなど)をすんなり理解して頂き
もしかして?ペンキ屋なの?と言うぐらいスムーズに話が進みました。(笑)

GS様は、できれば高耐候性の塗料を希望でしたが
こういった不具合がある場合は高価な塗料を使用しても
早期に膨れた事などを考慮すると、アクリルシリコン樹脂塗料で
いいのではと思い、その辺もご説明させて頂きました。


縦樋 発砲
ここまでくると、縦樋も目荒らしはしていないだろうと予測できるので
こちらも付着は悪いだろうと・・・・・
現調後、縦樋の画像を拡大してみると、なぜかクレーター模様が(^_^;)


天井
最後に玄関の天井も塩ビ被覆鋼板なのか確認すると
厚く塗られているため、塩ビなのかトタンなのか判別できませんでした。
仕様書には玄関の天井はトタンと記載されているので
それを信用し、いざ作業してみると塩ビ被覆鋼板でした。(苦笑)


現場調査を10時ぐらいから始め終わったのが14時ぐらいだったので
なんだかんだで3~4時間ぐらいお邪魔しました。(^_^;)
どのお宅もそうですが、外壁や屋根・その他の調査には1~2時間程度かかるため
当店は一日に2~3件見積りに伺うと言うのは不可能です。
自分 不器用ですから(笑)


次回はこの続きをUPしたいと思います。m(__)m