一昨日から、風邪を引いている息子の熱を測ると
36℃チョイでしたが、病院へ行くと
診断結果は軽い気管支炎。
帰ってきてから、youtubeばっか見てるので、
しっかり冬休みの宿題をしてもらいました(^^)
外壁塗装【現場調査】石巻市
2015年11月にお見積りのご依頼を頂き
11月下旬に外壁や霧除け・破風などの調査をさせて頂きました。
こちらのTC様の外壁は
たしか俺が東京から帰ってきて、
一年目か二年目(16~18年前)ぐらいに
外壁と軒天を塗装させて頂きました。m(__)m
この時の仕様は当店の先代verとなります。
(今回は直接施工ですが、この時は直接施工ではありません)
前回使用した上塗り塗料は16~18年前なので、
現在、主流のアクリルシリコン樹脂塗料などではなく
水性アクリル樹脂塗料で、
たしか関西ペイントのアレスアクアグロス。
地域などでも変わると思いますが、
この当時は強溶剤アクリル樹脂塗料や
水性アクリル樹脂塗料が主流だったと記憶してます。
まぁ~良くてウレタンでしょうねぇ~。
で、外壁は15年以上経過しているため、チョーキング現象が発生し
手で触ると、粉状になってしまった塗膜が付きますが
強溶剤アクリル樹脂塗料と比較すると
チョーキングの度合(手に付着する量)は少ないと思います。
水性アクリル樹脂塗料の塗り替え周期は約5年前後だと言われているので
チョーキングしていて当たり前ですけどね。逆にしていなかったら怖い(笑)
外壁の貼られ方を確認するために外壁と水切りの隙間に
金具を入れ判断する予定でしたが、
外壁と水切りに隙間が無い&シーリングが充填されていたりして
確認できませんでしたが、「直貼り」だべなと。
※画像の膜厚は土台水切りの膜厚です
現在は「直貼り工法」は無いと思いますが、
約20~25年前は普通にあったようです。
この当時、現場で施工していた大工さんの話だと
直貼りの方が良いんだ!と言う工務店もあれば
胴縁入れて通気工法の方が良いんだ!と
切磋琢磨していたそうです。
ただ、どっちの工法(当店なら塗料)が、
良いかは年数が経過し結果を見てみないと
分からないことが多いので、
こういった「選択」は簡単そうで非常に難しいんです。
どちらにしても、良かれと思い考え施工していたと思うので、
結果だけで「下手」とか「手抜き」と評価するのは
ちょっと微妙だと思うんですよねぇ~。
こういった工法や塗料は日進月歩で進化しているので、
昔の工法や塗料と比較してしまうと悪いことが多いです。
進化しているのは建築だけではなく
携帯電話や車なども物凄く進んでますしね。
平野ノラが持っているあの分厚い携帯を
見ると笑っちゃいます(笑)
たまに結果論を振りかざしてドヤ顔する方もいますが・・・(>_<)
ざっくりですが、こちらが通気工法で通気層があります。
直貼りは胴縁が無く外壁と透湿防水シートが
密着し通気層がありません。
直貼りでどれだけ、外壁の裏側が湿っているか
木材の含水率を計測する機械で測ってみると12%から
16%と時期や気候によっても異なりますが、
直貼りにしては湿っていないようにも感じました。
とは言え、直貼りなので通気工法と比べれば
湿っているはずです。
この直貼り工法を回避する方法は
「張り替え」しかないので、
外壁塗装すると、塗膜が膨れるリスクが
高まってしまうため、貼り替えしてください。
と言うのは簡単ですが、
「理想は張り替え」と分かっていても、
外壁塗装と張り替えでは金額が違いますし
施主様の今後の考えもあるので、難しいところです。
塗膜の膨れに関しては、絶対膨れる訳ではなく
膨れやすくなる/膨れる傾向にあると言う話で
これも地域や方角によって異なります。
縦目地のシーリング/コーキングは
前回の外壁塗装の時は元請けさんの方で増し打ちして頂きました。
で、外壁塗装完了後に、施主様が塗料を弾いてしまう
シリコーンシーラントを充填し塗装されていました。
シーリング/コーキングの工事は
現在、目地に充填されているシーリングを撤去し
新たに変成シリコンNB-LMを充填します。
現場調査の時、ひとつ気になることがあり
シーリング/コーキングの裏側に
ハットジョイナーが入っているのか不安になりましたが
こればかりは外観からでは判断できないので、
シーリングを撤去してみないと分かりません。
仮に直貼りでハットジョイナーが無いと
既存のシーリング撤去する時、手間かかちゃうんですよね・・・(^_^;)
次に破風/鼻隠しを確認すると
破風/鼻隠しはトタン(鉄製/亜鉛メッキ鋼板)で白錆が発生していました。
あと、以前設置されていた煙突?電線?のバンドの穴らしきものもありました。
次は破風/鼻隠しを調査。
破風/鼻隠しの材がトタンの場合、
四隅の裏側はどうしても錆びやすいです。
雨が当たりずらい部分のため、錆びにくいんじゃないの?と
思われがちですが、トタン(亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板)は
逆に雨が当たらない部分の方が錆びやすい傾向にあります。
この画像だけだと、どこなのか分かりずらいので↓
この部分です。と言っても
分かりずらいっすよねぇ~(^_^;)
霧除けは白錆と赤錆が発生していました。
ここまで、赤錆になっていると、
結構深く錆びている傾向にあります。
霧除けを拡大してみると
黒い点々が見えますが、これも白錆です。
もっと拡大するとこんな感じです。
この錆をできる限り除去してから錆び止め塗装→
上塗り2回塗りで仕上げます。
次回はシーリング撤去とブリード除去を更新したいと思います。
今日、当店のプライベートブログも開設してみました。
いつまで続くか分かりませんが(笑)
まったりFacebookoっぽく使おうかなと思ってます。
阿部塗装店.Blog-private
↑クリックするとプライベートのブログをご覧いただけます。
36℃チョイでしたが、病院へ行くと
診断結果は軽い気管支炎。
帰ってきてから、youtubeばっか見てるので、
しっかり冬休みの宿題をしてもらいました(^^)
外壁塗装【現場調査】石巻市
2015年11月にお見積りのご依頼を頂き
11月下旬に外壁や霧除け・破風などの調査をさせて頂きました。
こちらのTC様の外壁は
たしか俺が東京から帰ってきて、
一年目か二年目(16~18年前)ぐらいに
外壁と軒天を塗装させて頂きました。m(__)m
この時の仕様は当店の先代verとなります。
(今回は直接施工ですが、この時は直接施工ではありません)
前回使用した上塗り塗料は16~18年前なので、
現在、主流のアクリルシリコン樹脂塗料などではなく
水性アクリル樹脂塗料で、
たしか関西ペイントのアレスアクアグロス。
地域などでも変わると思いますが、
この当時は強溶剤アクリル樹脂塗料や
水性アクリル樹脂塗料が主流だったと記憶してます。
まぁ~良くてウレタンでしょうねぇ~。
で、外壁は15年以上経過しているため、チョーキング現象が発生し
手で触ると、粉状になってしまった塗膜が付きますが
強溶剤アクリル樹脂塗料と比較すると
チョーキングの度合(手に付着する量)は少ないと思います。
水性アクリル樹脂塗料の塗り替え周期は約5年前後だと言われているので
チョーキングしていて当たり前ですけどね。逆にしていなかったら怖い(笑)
外壁の貼られ方を確認するために外壁と水切りの隙間に
金具を入れ判断する予定でしたが、
外壁と水切りに隙間が無い&シーリングが充填されていたりして
確認できませんでしたが、「直貼り」だべなと。
※画像の膜厚は土台水切りの膜厚です
現在は「直貼り工法」は無いと思いますが、
約20~25年前は普通にあったようです。
この当時、現場で施工していた大工さんの話だと
直貼りの方が良いんだ!と言う工務店もあれば
胴縁入れて通気工法の方が良いんだ!と
切磋琢磨していたそうです。
ただ、どっちの工法(当店なら塗料)が、
良いかは年数が経過し結果を見てみないと
分からないことが多いので、
こういった「選択」は簡単そうで非常に難しいんです。
どちらにしても、良かれと思い考え施工していたと思うので、
結果だけで「下手」とか「手抜き」と評価するのは
ちょっと微妙だと思うんですよねぇ~。
こういった工法や塗料は日進月歩で進化しているので、
昔の工法や塗料と比較してしまうと悪いことが多いです。
進化しているのは建築だけではなく
携帯電話や車なども物凄く進んでますしね。
平野ノラが持っているあの分厚い携帯を
見ると笑っちゃいます(笑)
たまに結果論を振りかざしてドヤ顔する方もいますが・・・(>_<)
ざっくりですが、こちらが通気工法で通気層があります。
直貼りは胴縁が無く外壁と透湿防水シートが
密着し通気層がありません。
直貼りでどれだけ、外壁の裏側が湿っているか
木材の含水率を計測する機械で測ってみると12%から
16%と時期や気候によっても異なりますが、
直貼りにしては湿っていないようにも感じました。
とは言え、直貼りなので通気工法と比べれば
湿っているはずです。
この直貼り工法を回避する方法は
「張り替え」しかないので、
外壁塗装すると、塗膜が膨れるリスクが
高まってしまうため、貼り替えしてください。
と言うのは簡単ですが、
「理想は張り替え」と分かっていても、
外壁塗装と張り替えでは金額が違いますし
施主様の今後の考えもあるので、難しいところです。
塗膜の膨れに関しては、絶対膨れる訳ではなく
膨れやすくなる/膨れる傾向にあると言う話で
これも地域や方角によって異なります。
縦目地のシーリング/コーキングは
前回の外壁塗装の時は元請けさんの方で増し打ちして頂きました。
で、外壁塗装完了後に、施主様が塗料を弾いてしまう
シリコーンシーラントを充填し塗装されていました。
シーリング/コーキングの工事は
現在、目地に充填されているシーリングを撤去し
新たに変成シリコンNB-LMを充填します。
現場調査の時、ひとつ気になることがあり
シーリング/コーキングの裏側に
ハットジョイナーが入っているのか不安になりましたが
こればかりは外観からでは判断できないので、
シーリングを撤去してみないと分かりません。
仮に直貼りでハットジョイナーが無いと
既存のシーリング撤去する時、手間かかちゃうんですよね・・・(^_^;)
次に破風/鼻隠しを確認すると
破風/鼻隠しはトタン(鉄製/亜鉛メッキ鋼板)で白錆が発生していました。
あと、以前設置されていた煙突?電線?のバンドの穴らしきものもありました。
次は破風/鼻隠しを調査。
破風/鼻隠しの材がトタンの場合、
四隅の裏側はどうしても錆びやすいです。
雨が当たりずらい部分のため、錆びにくいんじゃないの?と
思われがちですが、トタン(亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板)は
逆に雨が当たらない部分の方が錆びやすい傾向にあります。
この画像だけだと、どこなのか分かりずらいので↓
この部分です。と言っても
分かりずらいっすよねぇ~(^_^;)
霧除けは白錆と赤錆が発生していました。
ここまで、赤錆になっていると、
結構深く錆びている傾向にあります。
霧除けを拡大してみると
黒い点々が見えますが、これも白錆です。
もっと拡大するとこんな感じです。
この錆をできる限り除去してから錆び止め塗装→
上塗り2回塗りで仕上げます。
次回はシーリング撤去とブリード除去を更新したいと思います。
今日、当店のプライベートブログも開設してみました。
いつまで続くか分かりませんが(笑)
まったりFacebookoっぽく使おうかなと思ってます。
阿部塗装店.Blog-private
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