カテゴリ: 高日射反射率塗料(遮熱塗料)


小学生の時、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」を聞いた時は、
マジで笑っちゃいましたね。インパクトありすぎ(^^)

記事のタイトル通り、1月末に東京さ行ってきます。
目的は、B社の遮熱・断熱塗料の講習の受講です。
頻繁に東京へ行く予定がある訳じゃないので、
せっかく、行くんだったら、A社の遮熱・断熱塗料の講習も
受講したいなと思ったんですが、こっちは講習場所や日程が
難しいため、諦めました。でも、とんぼ帰りしてもつまらないので、
もう一度、光触媒の講習を受講しようと思ったら、来月の中旬らしく
こっちも諦めました。もっと東北でも、講習やセミナーなどあれば良いんですけどね~

B社 断熱・遮熱塗料
それと、去年から作成したかった、
B社の断熱・遮熱塗料のサンプル(塗り肌)が完成しました。

マイクロエース
このマイクロエースという、ローラーで塗ったんですけど、
塗り肌は砂骨ローラーと呼ばれるローラーで塗ったの?って感じでした。

砂骨ローラー
で、砂骨ローラーというのは、小さい穴が無数にあいていて
これを転がすと凸凹(さざ波模様)の柄になります。


先週、一般の塗料と遮熱・断熱塗料と砂骨ローラーの
塗り肌の差を作成したので、近々 ホームページかブログで更新したいと思います。


先月、宮城県石巻市雄勝町で納屋のトタン屋根の塗り替え工事を
させて頂きましたので、ご紹介したいと思います。

施主様はご年配の方で、次、この納屋を誰が使っても
良いようにしておきたいので、トタン屋根を塗り替えして欲しいとのことでした。
次、使用する人の事を考えると、手頃な1液形アクリルシリコン樹脂塗料より
もうちょっと良い塗料を選択した方が良いだろうと思い
見積りを4種類提出させて頂きました。
提出する前に、フッ素樹脂塗料と言って1缶、〇万円以上する
塗料もあって~とお話すると、そこまで高価な塗料は
必要ないとのことだったので、1液形シリコン・2液形ウレタン
手頃な2液形シリコン・2液形シリコンで提出させていただきました。
施主様に「ペンキ屋さんのお勧めの塗料で良いよ。手頃な価格の塗料で
塗ってもらうより、お勧めの塗料で塗ってもらった方が良いから」と言われたので、
水谷ペイントのパワーシリコンマイルド2で塗り替えさせて頂くことになりました。

施工前
施工前の画像です。こちらの納屋は築18年前後で
今回が初めての塗り替えとなりました。
既存の色は黒系でしたが、退色し白っぽくなっていました。

初日
初日は午後から作業を開始し、雪止めをケレン→錆止めを行いました。
棟の重なり部分には、シリコーンが充填されていたので
関西ペイントのシープラを下塗りました。

初日の作業結果
雪止めをケレンしたり、錆止め・シープラを塗ったりしていると
あっという間に17時過ぎていました。今回、雪止めは醜く錆びていなかったので、
塗り替えとしましたが、錆び止めを塗りながら色々と考えると
あまり錆びていない場合でも、交換した方が良いんじゃないかなと感じました。
でも、築10年程度だと微妙かな~

棟
それと、棟に打ちつけられている釘が少し出ていたので↓

釘
打ち直しました。もし釘が効かなかった場合はビスで止めます。

施工前 54℃
作業開始前に13時半頃、トタン屋根の表面温度を測ってみると54℃でした。

27℃
外気温は約27℃
この地域は海風が入ってくるので、市内より多少涼しく感じました。

ケレン前
翌日も天気が良くケレン→錆止めを行いました。

錆
今回は、醜く錆びている箇所はありませんでしたが
こういった小さな錆が発生していました。

ケレン
まずはトタン屋根の上下の重なり部分周辺を手ケレンし
後はエヌグリットでケレンを行いました。

ケレン中
ケレン後は、こんな感じになります。
もっと楽にケレンできる方法ってないんでしょうかね?

ケレン後
ケレン完了

ケレン後
ケレン完了後、トタン屋根の表面温度が変わるのかなと思い
10時過ぎに南面のトタン屋根を測ってみましたが
ケレン前とあまり変わらないようでした。
前日、計測した時間と違うので、もう一度、13時頃計測すると
44℃と10℃も下がっていました。
(当たり前ですけど、表面温度は風や雲・太陽の角度などで変わります)

錆び止完了
ケレンした箇所は、その日のうちに錆止めを塗るので
一服もせず、ひたすら塗りまくって完了!
使用した錆止めは、水谷ペイントのエポックマイルド#2000
(弱用剤2液形エポキシ樹脂塗料)

この、翌日から濃霧というか霧雨が強く、2日ほど作業を中止しました。

唐草
3日後、ようやく晴れたので唐草と言われる部分に
上塗り1回目を塗りました。この唐草部分も上塗り2回塗るんですけど
トタン屋根に上塗り1回目を塗ってしまうと、少し滑りやすくなるので、
足場の無い場合は最初に唐草を仕上げるようにしています。

錆び止完了後
上塗り1回目を塗る前に、12時半頃、錆止めの状態で
トタン屋根の表面温度を計測してみました。
ケレン後とあまり変わりはありませんでしたが、
白い錆止めを使用すれば表面温度は変わったと思います。

雪止め 上塗り1回目
で、唐草を仕上げてから、雪止めを塗って↓

上塗り1回目完了
上塗り1回目完了

70℃
上塗り1回目完了した翌日、12時頃に計測してみました。
なんと MAX 71.3℃ 
さすがに、この日は上塗り2回目は止めて、
自宅の方の霧除けを塗装させて頂きました。

9時
その翌日、9時頃計測してみると51℃と、これから暑くなり
表面温度も上昇してくるのかなと思っていたら、この日は雲が多く
前日のような天気にはなりませんでした。

完成
発泡や塗り残しに気を付けながら、上塗り2回目を塗装し完了しました。

夏用シンナー
使用した塗料は、パワーシリコンマイルドⅡ 色:ノアール
 シンナーは夏用シンナーで希釈しました。

以上、長くなりましたがトタン屋根の塗り替え工事でした。

計測中
で、現在、トタン屋根に遮熱塗料と通常の塗料を塗り、
どれだけ温度差があるか計測してデータを採っています。

白
当たり前ですが、白の表面温度は約44℃と低く
MAXの65℃は黒を計測した時の数値です。
本当に遮熱効果が欲しい場合は、色相度外視で白やシルバーが良いかと思います。
時間があればGAINA(ガイナ)も塗装し計測してみる予定です。

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