今日こそはブログ更新すっぺと思い
アッと言う間に1ヶ月過ぎてしまいました・・・・(^_^;)


ブログを更新できなかった理由は
いくつかあるんですが、
当店では珍しく現場が重なってしまい（長雨のせいで）
11月なのにスーパーサマータイム+残業の日が数日あり、



そしてなんと息子が野球をやり始めたりと
バタバタしていて、更新できませんでした。


それと、今回の現場から
MF様専用のプライベートブログを開設！
（パスワード設定あり）
こんな感じで
http://blog.livedoor.jp/abetosouten-blogblog/
2～3日おきに更新していたので
あまりブログを更新していない感じもしなかったのもあります。



で、前回の続きで
ケレン作業/下地処理を行いました。



ケレン/下地処理は
かな～～～り地味な作業ですが
とても大事な工程です。

ただ、塗装してしまうと
見えなくなる（わからなくなる）部分なので
省略/簡略する施工業者も多いようです。



現場調査で見つけられなかった
塩ビ被覆の膨れや傷が多数あり
一つ一つ確認しながらケレン。

これがまた意外と時間かかるんですよ(^_^;)



画像はマクロ撮影（接写）で撮っているので、
膨れている部分を簡単に見つけることができますが



現場ではこんぐらい小さい膨れなので
じっくり見ないと見落とすレベルです。(^_^)



この膨れ部分を皮スキや
スクレーパーで剥がれそうなところまでガリガリ剥します。
膨れの下（中）は素地（亜鉛メッキ鋼板）が
錆びている部分もありました。



次にペーパーやケンマロンなどで
できる限り錆を落としてケレン作業完了。



こちらのMF様の折板屋根は塩ビ被覆鋼板のため
こんな感じで塩ビから剥がれているところもあり



素地/亜鉛メッキ鋼板は錆びていました。
どうしても、塩ビ被覆鋼板は切り口（断面）から
塩ビが剥がれやすいです。
塩被服鋼鈑の宿命ちゃ宿命ですかね。



剥がれている/剥がれそうな塩ビを剥し



錆を落としたら、数時間後に
雨が降りまた錆びてしまいました。orz

鉄製の塗装（トタン屋根や折板屋根など）は
ケレン後に水洗いすると、また錆びが発生するので
二度手間になってしまうため、当店では行っていません。
ただ、ケレンカスの除去を考えると
ケレン後に水洗いを行うメリットもあるのかなと
最近思いますが、錆びが多い場合はNGでしょうね。

ま・ケレンレスの場合は、なにも悩まないでOKでしょうけど（笑）



再度、ケレンを行い
極力錆を除去しました。



それと、新築時に付けてしまった傷？が多く
ここもケレン。

塩ビ被覆鋼板とは言え
こんなに綺麗に裂けませんよね～。

で、この傷はおそらくですが
排水溝（横樋）のフタを設置する際
誤ってつけてしまった傷だと勝手に推測。



で、屋根よりフタの方が傷・裂け・錆びが多く
正確には数えてませんが、小さい物を含めると
150ヶ所ぐらいありました。(^_^;)



今回、ケレンで使用したスクレーパーは
最近お気に入りの土牛のスクレーパーと
ペーパーでひたすらケレンしました。



インパクトにブラシを装着して
ケレンしてみましたが、ブラシの回転で
塩ビが汚く溶けちゃうので
今回はひたすら手ケレンで行いました。



ケレン作業。
試行錯誤している動画です。



ケレンした部分は夜露や雨なので
また錆びてしまうので、その日のうちに
下塗り塗料をタッチアップ（増し塗り）。

今回使用した下塗り塗料は
関西ペイントのエポマリンGXです。



エポマリンGXは強溶剤の
2液形エポキシ樹脂塗料で比率は9対1です。
配合表を見ながら、比率を厳守し撹拌。



強溶剤のため、粘度が高くなりやすいので
テクトEPシンナーを小分けして持ち歩き
粘度を調整しながらケレンした部分をタッチアップ（増し塗り）



なんの画像がわからないと思いますが、
ケレン後です。



タッチアップ後（増し塗り）
フタの下地（アルミ）を設置する時、微調整が必要なので
どうしても、下地周辺に傷や錆び（膨れ）が多かったです。



タッチアップ（増し塗り後）



フタも同じようにタッチアップ。



それと、玄関の屋根は塩ビ被覆鋼板ではなく
鉄製でところどころ錆びていました。



玄関のパラペットも数ヶ所錆びていて



この無数の点々も錆びかぁ～orz
と思っていたら



骨材が落ちた後（下塗り塗料の塗膜）のようで、
助かりました。(^_^;)



ボルトが2ヶ所あり
その皿だけ異常に錆びていたので



出来る限り錆を落としました。



屋根の錆びはペーパーでケレンを行い



膜厚計で計測し錆び止め×2と上塗り×2で
いくら膜厚が付いたか、計測してみました。
これは後日、更新したいと思います。



玄関の屋根のケレンが完了。



ケレン作業　動画。


MF様の屋根塗装のケレン/下地処理はこれで完了しました。


次回　屋根の下塗り塗装を更新する予定です。m(__)m




いきなり話は変わりますが、
リノベーションジャーナル Vol.11に
当店の施工や塗料/塗装実験の画像など
12ページ掲載されました。m(__)m

amazonや新建オンラインストアで購入可能です。


まさか当店が取材を受けるなんてビックリしました。（笑）